2020-04-20
【萬古焼急須】美月 (四日市無形文化財 伊藤 敏さん) 菊割急須
我が家の二代目である亡父は、五節句の一つ重陽の節句(9月9日)の生まれ、「別名 菊の節句」と言われています。菊を用いて不老長寿を願うと言われてます。
すごく縁起をかつぐ父でしたので、4とか 9とか嫌がってましたが、自分の誕生日が9月9日。。。でも 昔から奇数は縁起の良い陽数で、中でも一番大きな陽数が重なる日はすごく、大事に考えていてお祝いや厄払いして菊酒や、菊湯、菊枕、菊合わせで楽しんでいたそうですね。
大和言葉で菊の別名を「契草」「秋敷くの花」とも言うそうで、昔の人の風流な事見習いたいものです。
円らかなこの急須でお茶を楽しんでいただくと、ホッとして少し寿命も延びる かもしれません。
彫りは以さむ彫となっています。軽くて、持ち手が長いのでテーブル上で使うのにも扱いやすいですね。こちらも、蓋の穴が三つ、そして蓋のつまみが特徴的です
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